
2024.11 山梨県山中湖
山中湖にて氷の時空螺捻体の制作実験。湖畔に響く氷の音。
屈斜路湖への道程
時空螺捻体を「氷」から削り出してみようと考えた。氷には、畏怖と美しさを合わせ持つ強い魅力がある。氷が自分の内面と強く共振し、何か新しい気づきをもたらす予感があった。
厳冬期の屈斜路湖で、自然の氷を使っての本格的な製作に先立ち、工具や装備などの様々な課題を確認するために、山中湖で氷の切削を試みた。

野外で氷を削ってみて。
真っ青な空と吹き抜ける風、眩い陽射しの下で氷を削ることで、自分自身の内なるカタチと対峙してみた。
それは、機械音と粉塵に囲まれた工房での製作とは、全く異なる感覚をもたらしてくれた。流れる雲の動きや、刻々と変化する陽の傾きが、否応なく体内のリズムを高揚させる。
計画的意図を超えた衝動が、身体を操る。
透き通った氷は、まるでレンズのように、体内深くに仕舞われた自己存在の核をあらわに映し出してくれた。








